ここのところ、自転車通勤をしてて感じるのが、以前より車道を走る自転車が明らかに増えたこと。自転車にたいする取り締まりとそれが連日報道されてきたおかげでしょう。 “自転車は車道”が認知されてきたのはいいことなのですが、(車道を走ってるとクラクションを鳴らされることがよくありました…)しかしまだ、やっと第一段階。車の路駐があいかわらず多いので走りにくいことには変わりない。はやく車道に自転車専用レーンができればいいですね。 自転車先進国のような環境が整うのは、この大阪ではなかなか難しいのかもしれませんが、せっかく良い方向に向かいはじめたので期待しています。 #
by hi-g_blog
| 2011-11-07 20:35
| ロードバイク
昨日は、ロードバイクで箕面へ。 夏以降、自転車に乗ることがめっきり減っていたので、これはいかんと思い、先日読んだヒルクライム小説の影響もあり、久しぶりに箕面へ山登り。 ヒルクライマーがタイムアタックするので有名な、東側の西田橋方面から登って勝尾寺を通り、箕面駅方面にくだっていくルート。この箕面の下りは箕面・千里の街・ビルを眺めながらの景色が最高なのです。 まずは、自宅から10km近く走って西田橋へ。ここから登りです。ヒルクライムのルートとしては比較的、斜度がきつくなく距離も短いので楽なコースらしいのですが、ぼくのレベルではこれでもしんどい…。気分だけは、コンタドールだったのですが…。 街が、山の間でだんだん小さくなってきます。 真ん中にひとつだけ 高いビルが見えるところが千里中央。 5kmほど登ると “登りゴール地点”の勝尾寺に到着。 息が整うまで しばし休憩。 そこから猿に会うために 箕面川ダムに寄り道。 残念ながらこの日は 会えませんでしたが。 あとは、今日のハイライト、箕面駅方面へのダウンヒルだったのですが、なんと交通規制で通行不可。(11月の土日祝は規制しているらしい。知りませんでした…) 交通整理のおじさんとはにこやかに会話しつつも、しぶしぶ、登りと同じ道を下って帰宅。今の季節が防寒具も必要なく、ロードバイクには一番いい季節ですね。 #
by hi-g_blog
| 2011-11-04 17:13
| ロードバイク
今月も「読書メーター」でのまとめです。 10月に読んだ中でのイチオシは歴史的名作『百年の孤独』。前回のブログでも書きましたが、気になった方はぜひ三田氏の『実存と構造』とセットでお楽しみを!構造主義という観点から読むと、連綿と続く人類の営みを不思議なほど冷静に俯瞰から眺めらるので面白い。 ソロー(下記一覧の下から3つめ)は、他の著作も読んでみたい。SNSなんかにどっぷりはまってしんどくなっている人にはソローはいいんじゃないでしょうか。情報ばかり追いかけるのとは対極の世界でした。 10月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2420ページ ナイス数:18ナイス ヒルクライマー これを読むと、坂好きでもないのに、登りにいきたくなります。今週末は箕面かな…。 読了日:10月30日 著者:高千穂 遙 百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967)) 本当に読んでよかった。2週間かけてじっくり読んだが、三田誠広氏の「実存と構造」を事前に読んでいたおかげで、さらに深く楽しめたと思う。マジックリアリズムという手法も、読み手が心地よく翻弄されて面白い。ゆっくり読むこと。巻頭の家系図を常に参照すること。この2点を守ればさほど読みづらくないですね。 読了日:10月28日 著者:ガブリエル ガルシア=マルケス RL-ロバート・ジョンスンを読む アメリカ南部が生んだブルース超人 (CD付) (P‐Vine BOOKs) いや〜、よかった。これを読んでるあいだはミシシッピにトリップできました。約80年ほどたっても僕たちをひきつけてやまない“クロスロード伝説”って凄い。伝説があまりに大きくなって必要以上に崇められている感もあるが、やっぱりロバート・ジョンスンは特別な存在ですね。 読了日:10月18日 著者:日暮泰文 実存と構造 (集英社新書) 実存や構造について、読み手をつまづかせることなくここまで魅力的に引き込んでいく本はそうそうないのでは?慣性の法則やパスカルから“実存”につなげるのにはワクワクするし、神話構造のはなしもわかりやすい。マルケスの「百年の孤独」もそういう構造なんですね…。それを踏まえて今度読んでみます。 読了日:10月13日 著者:三田 誠広 記号の国―1970 (ロラン・バルト著作集 7) ドナルド・キーンが時代遅れの日本論だと批判したのがわからないでもない…。 読了日:10月11日 著者:ロラン・バルト 哲学探偵 (光文社文庫 く 10-11) 全話パターン化されていておもしろい。 読了日:10月10日 著者:鯨統一郎 荘子に学ぶ―― コレージュ・ド・フランス講義 「欧州人が荘子について書いた本ってどんなもんかな」と軽い気持ちで読み始めたが、なめてました。小難しい内容で、わかりやすいとは言えないが、興味深い考察の連続。ウィトゲンシュタインとの比較などエキセントリックすぎる!「荘子」は老子や論語にくらべて関連本が少ないので貴重な一冊。 読了日:10月08日 著者:ジャン・フランソワ・ビルテール 生き方の原則―魂は売らない 初ソロー。「魂は売らない」のサブタイトルに惚れてこれを選びました。講演を本にしたものは苦手なので、いまひとつのめり込めなかったがソローにも惚れました。他の著作を読んでみたい。 読了日:10月04日 著者:ヘンリー・デイヴィッド ソロー 夜と霧 新版 あくまで心理学からの切り口で、悲壮さを前面に出しているわけではないので最初の印象よりは読みやすかった。スピノザの引用など唸ってしまいました…。 読了日:10月02日 著者:ヴィクトール・E・フランクル 神様 2011 日常の3.11以前以後。「神様」初読だったので軽いショックを受けました。 読了日:10月01日 著者:川上 弘美 2011年10月の読書メーターまとめ詳細 読書メーター #
by hi-g_blog
| 2011-11-01 18:36
| 読書
いつかは読もうと思いながら、なかなか手をだせずにいたガルシア・マルケスの『百年の孤独』。三田誠広氏の著書『実存と構造』で、構造主義の小説として興味深く紹介・解説されていたのでそれを機に読んでみた。 世界各地で残っている神話はなぜどれも同じようなストーリーばかりなのか?ある特定の神話がもとになって世界各地に伝わったわけではなく、数多く生まれた物語のなかで人間の普遍的な欲求にあうものだけが自然淘汰により生き残った、というわけです。その物語のなかの営みも登場人物である個人が各々行なっているようで、結局は世の中の構造(無意識のうちに人が求めている)に従って、延々と同じような物語が繰りかえされている。それが神話の構造。 『百年の孤独』は、まさにそんな神話的構造を利用して創られた作品。架空の村マコンドの一族の100年・6代にわたる衰勢が描かれています。読む際にこんなウンチクはどうでもいいことなんですが、大事なのは“できる作り手”はこれをうまく利用しているということ。大江健三郎をはじめとした多くの作家が影響を受けたそうです。 映画「スターウォーズ」も神話的構造を利用して創られているひとつ。ジョージ・ルーカスが神話学者ジョゼフ・キャンベルに大きな影響を受けたらしい。主人公ルークが困難を乗り越えた後、父親であるダースベイダーと対決しますが、父子の対決は神話でよくあるパターンです。 子が親を倒す物語が世の中で多く残っているのは、民衆の“世の中が変わって欲しい”という革命願望のせいとのこと。 そういった世の中の隠れた構造に合致したものが、長く残っていくのですね。 意図して取り入れてるかどうかはわかりませんが、韓国の歴史ドラマや、「渡る世間は鬼ばかり」なんかも、そんな構造に合致しているように思えます(笑)。 #
by hi-g_blog
| 2011-10-28 20:19
| 読書
『フランドリアン写真展』を見てきました。 ベルギーのサイクルロードレースや選手をモノクロで撮影しているのですが、ぼくの好みど真ん中。フィルムの粒子感がしっかり出ていて、浅めの被写界深度が多い。 エディ・メルクス、ジルベールなど選手の肖像や、レースを楽しんでいるロードレースファンをセンスある視点で捉えたものなど厳しさと暖かさが同居するロードレースの雰囲気がよく伝わってくる。 中でもおもしろかったのは、この地方のレースの象徴でもある石畳そのものを俯瞰から切りとったものをマルチに並べた素材的な写真と、石畳の田舎道を情感たっぷりに撮った風景写真。ふたつとも自転車も人も一切入ってない。 “自転車”と“写真”が好きな人は必見の写真展でした。 #
by hi-g_blog
| 2011-10-15 14:53
| 写真
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