連日のROCKネタで恐縮なのですが。 でましたね!デイヴ・リー・ロスが復帰したVAN HALENの新譜『A Different Kind of Truth』。 実は、“デイヴが短髪なのが気に入らずテンション下がる”とか、“先行発売してたシングル『Tattoo』が以外と地味で大人な感じやね”とか、ちょっと爆発しきれない感じはあった。VAN HALENといえば、どうしても少年のころにうけたどでかいインパクトを期待してしまう。『1984』でのまさかのシンセサイザーや『5150』のサミーのごあいさつ「Hallo Baby!」などなど。 本作では、そんな意外性はないが音はやっぱりVAN HALEN! 思った以上にハードで安心したのです。ネット上で往年のファンが盛り上がってるをみるだけでも楽しいし。あとは来日を待つばかり、かな。 #
by hi-g_blog
| 2012-02-08 21:50
| 音楽
先日、シネマート心斎橋でオジー・オズボーンのドキュメンタリー映画を観た。 期待していたライブシーンは少なめだったが、これがまた、ファンにはたまらない泣ける映画でして。まず映画冒頭の「I DON' KNOW」のイントロでグッとくる。そして、ドラッグ中毒があまりにひどくブラック・サバスをクビになり、どん底だったオジーの救世主となった天才ランディ・ローズを飛行機事故で失ってしまうくだりでは映画館中泣いていた(ような気がする…)。 オジーもやはり、というか天才タイプによくある失読症だったらしく、成功者でありながらまったく自尊心がなかった。その裏返しがあの一連のはちゃめちゃな奇行につながっていたようですね。 この映画の白眉は、ドラッグと酒浸りで家族に迷惑をかけつづけてきたオジーが歳をとってやっと禁酒に成功した「きっかけ」と「できるようになったこと」。地味ですがジンときました…(詳しくは映画で!)。観客みんなが心の中で「よかったね、オジー」としみじみ(してたような気がした…)。 しかし、邦題『オジー降臨』はいただけない。原題は『GOD BLESS OZZY OSBOURNE』という、みんなの心情をよくあらわしながら、悪魔キャラOZZYに対しての洒落がきいてるいいタイトルなのに…。チケットカウンターで「オジー降臨、一枚ください」というのはちょっと恥ずかしかったですよ(笑)。 #
by hi-g_blog
| 2012-02-07 18:49
| 映画
今週のロードバイクは京都・亀岡の湯ノ花温泉まで。目的地は烟河(けぶりかわ)、地元の野菜を使った“里山ランチバイキング”が目当てだったのですが…。 豊中市の自宅を出発して、猪名川サイクリングロードを通りながら伊丹空港の飛行機を眺めながら川西へ。知明湖を経由して106号、477号をつかうルート。できるだけ登りのないルートを選んだのでラクなのですが、そのぶん盛り上がりには欠けます。しんどくても、多少は起伏があるほうがロードバイクは楽しいのかもしれません。 到着後、温泉(600円)でゆっくり往路の疲れを癒したあと、さあ食事と思ったのですが、なんと“里山ランチバイキング”が満員で申し込み終了とのこと…。悲しすぎます。まわりに食事するところはないので緊急用に持っていたドラ焼きを食べて、その場をしのいで店のあるところまで走りましたが、おなかがすいてまともに漕げなかったことはいうまでもありません…。 #
by hi-g_blog
| 2012-02-06 21:08
| ロードバイク
はやいもので、もう2月。先月読んだ本のまとめです。 今回の注目はなんといっても芥川賞。あの「もらっといてやる」発言で注目された田中慎弥氏の『共喰い』です。あの面白い受賞会見を見た瞬間から、もう単純に読みたくなってたまらなかったものですから、書店に並ぶと同時に購入しました。前々回受賞の「そろそろ風俗いこうかな」発言の西村賢太氏もインパクトありましたが、こういう目立つキャラの作家は単純に興味がわきます。 おすすめは『座右のニーチェ』『ギリシャ哲学の対話力』の齋藤孝氏の2冊。また、読みやすいのは『自分のアマタで考えよう』といったあたりでしょうか。ブラウズしながら調べ物してる時間って“思考”している時間じゃないっていう当たり前のことに、いまさらながら気づかせてくれる本でした。 1月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:2296ページ ナイス数:18ナイス 共喰い 中上健次の『岬』を連想させる。血。読み応えはあるが、ちょっとしんどい人も多いのでは。『第三紀層の魚』のほうは読後感がよく、「小説ってやっぱいいな」と思わせてくれる佳作。両作品とも釣りの描写と山口弁が印象的でした。 読了日:01月29日 著者:田中 慎弥 お前なんかもう死んでいる ~プロ一発屋に学ぶ50の法則~ いかにもらしく、毒たっぷりに書かれているけどどこまで本音なのか…。 読了日:01月28日 著者:有吉 弘行 座右のニーチェ (光文社新書) いや、ほんとに著者の哲学ジャンルの本はいい。そのうえニーチェなものだから熱い。引用も中島敦やヤマト運輸の創業者だったり、映画だったり多岐に渡っていてためになる。「バベットの晩餐」は特に観たくなりました。 読了日:01月28日 著者:齋藤孝 異邦人 (新潮文庫) なぜ裁判で、殺人そのものではなく、ママンの葬儀での態度ばかりが争点になるのか?行動が世の中の常識とはずれると死刑になるのか?ムルソーは単に淡泊な精神的マイノリティなのか、異常者なのか?殺人はともかくムルソーみたいなタイプは今の世の中にいっぱいいると思うが…。 読了日:01月17日 著者:カミュ iPhone仕事活用術!―iPhone4/3GS対応 Evernoteを使うまえに読み、おかげでスムーズに使いはじめられてます。 読了日:01月17日 著者:山崎 潤一郎 ロック・ギタリスト伝説 (アスキー新書) この本を読んですぐ、オブジェと化していたレスポールに久しぶりに弦を張りました! 読了日:01月12日 著者:萩原 健太 明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) 消費者本位ということをタテマエでなく心からおもっている、さとなおさんの人柄が伝わってくる。とってもポジティブなのも◎。 読了日:01月11日 著者:佐藤 尚之 プロタゴラス―あるソフィストとの対話 (光文社古典新訳文庫) 新訳だけあって読みやすい。古典ギリシャ語はそのまま翻訳するとひとつの分がかなり長くなってしまうとのこと(これがギリシャものが読みづらいわけだったんですね…)。オリジナルを生かしながらできるだけ短く翻訳するのに苦労されたらしいが、個人的にはいっそのこと「超訳」にしてほしいくらいです。 プラトンは「饗宴」なんかより本作が好み。読み終わった後はプロタゴラスの心の声が聞こえてきます。「ソクラテスってやなヤツやなぁ…(汗)」と。 読了日:01月11日 著者:プラトン ギリシャ哲学の対話力 斎藤氏の哲学本は面白い!哲学の専門家でないのがいい。プラトンは読まずともこれだでもOKかも。これからも哲学ジャンルの本をじゃんじゃん書いてください。 読了日:01月07日 著者:齋藤 孝 私の嫌いな10の人びと とんでもなくおもしろい。なるほどなるほどと共感しながらも、自分もその「嫌いな人」にあてはまってたりして(大半の人がなにかしらあてはまっているだろう)。それゆえ、これを読むと「なんだ、常に前向きに生きなくてもいいんだ」とか、気持ちがラクになる人も多いんじゃないかな。 読了日:01月04日 著者:中島 義道 自分のアタマで考えよう とっても大事なことを、わかりやすく気づかせてくれる本。昨今どうしても「情報」ばかりはいってくるので「知識」ばかりにバランスをとられがちですから。 読了日:01月02日 著者:ちきりん 2012年1月の読書メーターまとめ詳細 読書メーター #
by hi-g_blog
| 2012-02-01 17:05
| 読書
いま読んでいる新書『難解な本を読む技術』がとんでもなくおもしろい。 “読書は技術である”、“「読む」と「わかる」は違う”…などなど、おしゃる通りで反省することしきり。なにより“わからないことの地図”をつくるため、読みながら「読書ノート」をつけるということ。著者のような知識人でも、ここまで努力しながら読んでいるのに、なんの知識もないぼくがさっと一読して「わからん」「学者の書く本は専門家しかわからないのでダメ」…というのはおこがましいなと思ったわけです。 昨年、難解本の代表選手・ウィトゲンシュタインの『論考』にチャレンジして、予想したこととはいえ、まったく歯が立たず。そのためこの本を買ったので再度『論考』にチャレンジしてみます。(まあ、こういった本が読めるようになるには何年かかかるらしいので、あせらずやりますが) (余談ながら、映画『ウィトゲンシュタイン』もDVDで昨年観たのですが20回ぐらい寝落ちしてしまいました。変な映画が好きな方は観てみてください。) 読書ノートは、紙のノートと鉛筆でもいいのですが、ここはiPhone&iPadのアプリ「Evernote」を使おうかと。外部参照する本のメモ写真や検索結果も取り込め、電車の中でもメモしやすいので最適かと。 いままでの自分の読書スタイルは「興味あることに触れたいがための読書」(なんとなく気分が味わえればOK)。まあ、それも性に合ってていいのですが「理解・活用できる読書」へと変革するいい機会かもしれません。 #
by hi-g_blog
| 2012-01-31 18:19
| 読書
|
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